家屋復元地盤改良デボルベ工法


デボルベ工法とは?

一言で言うと、建造物の不等沈下復旧工法の事です。
家屋などの建物が傾く。床が斜めに歪む。窓が閉まらなくなる。ドアやサッシの鍵がかからない。など、日常生活において、生活環境を著しく阻害しているものや、傾いて危険な状態にある家を復旧する工事です。工事は、建造物の地下にセメント系の薬液を注入し、地盤の改良を行うと共に、人工的に支持地盤を形成します。さらに、人工支持地盤上にセメント系の薬液を圧入して地盤を持ち上げます。地盤を建造物が水平となるまで持ち上げる事により、建造物が原形状態に復旧します。また、人工的に支持地盤を形成することにより、地震や振動に対しても建造物が強固と なります。


施工方法

その1

 まず、不等沈下、圧密沈下により、傾いた建造物の測量を行い、地盤の沈下状況を確認します。また、試験ボーリングにより、土質調査を行いセメント系の薬液を注入するための土質条件を設定します。

その2

 次に、設定された土質条件により、セメント薬液の種類、混入割合を決定し、(種類や割合により固結速度等が異なるため)建造物の周囲にボーリング機械にて斜めに削孔し、削孔した孔から人工支持地盤を形成するセメント系薬液を注入します。

その3

 人工支持地盤が、固結後(ほぼ24時間程度)に、支持地盤の上にボーリング機械にて削孔した孔からセメント系の薬液を圧入します。建造物の地盤の盛り上がる高さに十分注意しながら、傾きの大きい箇所を重点的に圧入します。
 傾いた箇所の全てが傾いていないところと同じ高さとなったことを測量計器にて確認して終了となります。

施工例

施工状況


利点

  • 建造物の地盤そのものを、盛り上げる事により、建造物の基礎及び建造物全体が自然と持ち上がります。そのため、建造物のジャッキアップや移動、撤去等の必要はありません。
  • ジャッキアップ等は地盤の改良がなされないため再度の沈下が生じるケースが多いですが、本工法は、地盤の改良も同時に行われるので再び沈下が生じる事はありません。
  • 建造物の撤去や移動の必要がないことから、工事中でも日常の生活に支障はありません。
  • 工事期間は、地盤の状況やボーリングの本数にもよりますが、通常4〜7日程度であり短期間の施工が可能です。
  • 費用は、建造物の撤去、移動、再現(新築)から見ると非常に安価にて沈下の復旧が可能となります。一般的な木造住宅(例えば25〜35坪程度、ベタ基礎構造)の場合、工事費実績としては250〜350万円程度です。

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